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「かなりの綱渡り」予算案が衆院通過…「年収の壁」160万円も追及続く 復帰の国民・玉木代表は178万円への引き上げ「力不足」

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4日午後2時半から始まった衆議院の本会議。
席に着くと、満面の笑みを浮かべた石破首相。

そして午後4時過ぎ、2025年度予算案は、自民・公明・日本維新の会などの賛成多数で衆議院を通過しました。

少数与党として初めて迎えた通常国会。

与党は維新の協力を取り付け、何とか予算案の衆議院の通過にこぎつけた形です。

政府関係者からも「かなりの綱渡りだった」という声が。

本会議に先立って行われた衆議院の予算委員会では、年収103万円の壁の見直しについて国民民主党が石破首相を追及。

修正案では、年収に応じ160万円まで非課税の枠を広げるなどの措置が反映されたものの、2024年12月に交わされた3党幹事長による合意が守られていないと石破首相に迫りました。

国民民主党・長友議員:
103万円の壁を178万円を目指して今年から引き上げる。3党間の幹事長合意は守られなかったと受け止めている認識なんですけど、石破総理が考える幹事長合意が履行されるリミットがあるのであれば教えてください。

石破首相:
幹事長合意がなくなったとは認識していない。178万円を目指すということについても、私どもとして考えが変わったわけでもない。

そして、節目となった4日に復活したのが、国民民主党の玉木代表。

自身の女性問題による3カ月の役職停止処分を終え、代表に復帰しました。

国民民主党・玉木代表:
改めておわびを申し上げたいと思います。夫婦の信頼関係は揺らいでおりませんし、これからも家族を大切に取り組んでいきたいと思っております。

年収の壁の見直しについて178万円までの引き上げを求めていた玉木氏は、「力不足ですね。予算に影響を与えることができた取り組みは決して無駄ではなかったし、この夏の参議院選挙は日本の政治を変える夏にしたい、手取りを増やす夏にしていきたい」と述べました。

会見終了後には、榛葉幹事長と固い握手を交わしました。

論戦の舞台は衆議院を通過し、参議院へ。
石破首相の正念場は、まだ続きます。

FNNプライムオンライン
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